1997年6月27日金曜日

北海道紀行4日目、最終日

1997年6月27日。

カーペット車は快適だ。ごろ寝して朝を迎える。



あまりの明るさに目が覚めた。大沼湖畔を走っている。太陽はすでに高く上っている。やはり北国の朝は早いと実感。カーペットでまどろみながら函館に到着。


1997年6月26日木曜日

北海道紀行3日目

1997年6月26日。

寝台は快適だ。ビールの程よいアルコールも手伝って夢の中へ。


目が覚めると海岸線を走っている。しばらくして駅に停車。白糠駅だ。白糠線が廃止になったのはいつだっけ?たしかあれをかわきりに一次地方交通線の廃止が急ピッチになったんだよな。筑豊地区も例に漏れず、いまや後藤寺線が最後の砦。そんなことを考えているうちに、釧路に到着。


駅前から歩いて朝市を散策。近くの公園にSLがあった。歩き回るのにも疲れたので駅に戻る。朝食を摂り、釧網本線の快速しれとこに乗車。車内から湿原を観光する。もっと時間があれば一日のんびりとすごしたいところだが、さすがにそういう訳にもいかない。


1997年6月25日水曜日

北海道紀行2日目

1997年6月25日。

旭川を出発すると、いよいよ最北の地へ列車は進む。隣に座っていた女性も旭川で下車したため横になって仮眠する。車内も減光され、非常灯だけになった。うとうとして、ふと気がついたら列車は停車していた。音威子府である。外は、雨。時間は3時20分であったが空は色がつきはじめていた。さすがに北の朝は早いと感心してしまう。




発車を待たずに再び眠りにつき、5時過ぎに目が覚めた。小雨の降る中サロベツの原野を走っていた。やがて、車内放送とともに南稚内へ到着。わずかな用務客を降ろして稚内へ。いよいよ最北の駅に到着だ。北海道へ行こうと決意して3日後の朝。雨が降るのもまた一興。




1997年6月24日火曜日

北海道紀行 初日

1997年6月24日。

仕事が一息ついて一週間の休暇がとれた。車の車検が控えていたので休暇早々に実家に帰り、従兄弟が勤めている工場に車を預ける。これで私は休み期間中の脚を失ったことになった。代車を無料で借りることは出来たのだが、あえて借りなかった。なぜか?そう、こういう機会でもないとなかなかいけない旅行に行くつもりだったからである。

そこで候補にあがったのは、

1:北海道
2:厚木
3:沖縄

どこも行きたかったのだが、沖縄は台風直撃だったので断念。厚木もオープンハウスがあったのだがやはり台風の影響が懸念されたので断念。有無を言わさず北海道が候補に残った。北海道といえば学生時代にトマムへスキーに行っただけ。鉄道研究会会員としてはきわめて珍しい事例であろう。しかも写真班の班長をしていたのだから。

当然このスキーのときは大阪(当然伊丹)から飛行機で帯広往復。鉄といえば帰りにトマムから帯広までおおぞらに乗車したくらいである。行きは専用バスだったから。

さて、行くと決めたら話は早い。6月22日に行くことを決めて23日にJTB黒崎支店にてニューワイドを購入。ここのおねえさんが個人的になかなかよく、GOODであった。手土産にガイドブックもくれたし。

そして翌24日が出発と相成ったわけである。うーん、電光石火の早業。
さすがに準備の都合上チケット調達当日出発とはいかなかったが。なんせ飛行機が無いのよ、この距離になると。JTBは平日しかあいてないし。駅ではニューワイドは扱ってないし。飛行機は昼だし。